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by funfunloving
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ひさしぶりに、なんとなく思い立って上げてみたけど

まだ、生きていたね

# by funfunloving | 2023-08-26 09:08
えぇ、久しぶりのblog更新でございます。^^;

アルバム発売にともなって行われている『橋本一子&中村善郎「duo」ツアー』
2016-09-01(木)、大阪ロイヤルホースでのLIVEに行って参りました。
なによりも嬉しかったのは、橋本一子隊長の新譜が出たってことと
ミニツアーとはいえ、全国でのツアーができるほどに回復されたこと!
それだけで、非常ーーーーに嬉しい!
まして、東京では何度かLIVEされてて、その都度悔しい思いをしてきた
中村善郎さんとのBossa Novaとくれば、聴かずに、行かずに死ねるか!(c.内藤陳)

では、いつものようにワタクシめが感じたことをツラツラと。。。。

橋本一子の五線譜の音霊
中村義郎の五線譜の音霊
それぞれの音霊が、
ときに重なり、離れ、交差し、融け合い
中村義郎の奏でるギターは、どこまで澱みなくキリっと透明で、そして悠々としている
まるで、アマザン川(水は濁っているけどね)のように悠々と流れている
または、ブラジルの朝夕の海辺の景色だろうか

そんな中村義郎のギターに
橋本一子も、これがねぇ、本当に楽しそうに弾き、歌い、つぶやく
まさに自由奔放に
中村さんの顔を伺いながら、イタズラっぽく鍵盤を叩き
あるときは、星のきらめきや流れ星
あるときは、魚が跳ねるように
あるときは、爆発のような激しさで
そしてそして、これぞ「一子のピアノやでぇ!」と言わんばかりの上から下まで使い切る音の洪水!!!
相変わらず、キレのよう音、音、音、そして力強さ!
橋本一子、完全復活でございます!

中村善郎が創る川の中を泳ぐ橋本一子の魚、小さいのや、大きいの、孤独だったり、群れてたり
中村善郎が創る宇宙の中を彩る橋本一子の煌めき
二人の世界は、中村さんがベースを創る上げ、一子さんがアクセントをつけるって感じかな?

CDのライナーの冒頭に中村義郎が書かれてますけど
「私(橋本さん)、他の人みたいに、ボサノヴァらしく弾けないじゃない」とw
返す言葉が、「そこがカッコいいんじゃないですか!」
そのとおり!仰るっとおり!
ジャンルにとらわれないからこそ、一子さんはカッコいい!
まして、この夜の一子さんは、カッコよかった!
しっかりと、悪戯っ子であった。
ボクは、Ub-Xしかり、妹君の眞由己さんとのLIVEしかり
いわば、一子隊長の「身内」でのLIVEしか経験がないのだけれど
いま思えば、楽しいなかにも、どこかでストイックな表情が見え隠れしてたり
だけど、中村善郎さんとの演奏は
「自由にやらせてもらっている」と公言しているだけに
まるで、優しいお兄さんと、かなり悪戯好きな妹のような
気心も、なにもかもを知り尽くして息のあったお二人
子供のように可愛らしく心底楽しそうにしている一子さん
中村さんの顔を見ながら、鍵盤を弾くお顔が微笑ましく

演奏の合間のトークも、お二人とも関西ご出身だけにおもしろくて
曲順を勘違いするお兄さんに、謎のブロックサインで確認するしっかりモノの妹
ボサ弾いてるのに、どんどん、どんどん、どっかに行ってしまう隊長
もぅ、Jazzやってんじゃん!!!!www
おぉーい!ってw

すごく自然なんですよね
さすがというか
中村さんは、淡々とギターを奏で、一子さんは硬軟織り交ぜ自由勝手(w)に奏でるけど
綺麗に融け合っている

一子さんの囁きは、神戸の夜景にちなんで「1000万ドルの吐息」と言わせていただこう!
もしくは、たぶん、伝わらないやろけど「須磨離宮坂を流れる風」と

あっと言う間の時間
気持ちよかったぁ

また、ぜひお二人の演奏を聴きたいです!
またの再会を夢見て
# by funfunloving | 2016-09-04 11:05 | 聴く
MCでも西山さんが話していたけれど
「音楽性、方向性が同じ人と組んでもおもしろくない」
「違う人と組んで、新しいものを見つけたい」


前回、5月の初の神戸ライヴでも盛況であったけれども
2度目の今回はどんなフュージョンを見せてくれるのか、ワクドキ

牧山純子と、西山瞳は、バックボーンやベクトルが異なっているのは
素人であっても理解できるところ

どっちかっていうと、アグレッシヴでラテン系な牧山さん
どっちかっていうと、ヨーロッパ、僕の中では北欧系で静かな西山さん

今回は、全体的に『室内楽』風な感じ
と、思ったのは、ショパンのノクターン、ラフマニノフは室内楽やったし
キララで感じたのは大陸系、遊牧民の弾く胡のイメージ
カーラ・ブレイのカヴァーでは大航海時代の海原
曲名は、失念しちゃったけど、子供たちがはしゃぐイメージがあったり

西山さんの音は、静かでありながら、音がなめらか
牧山さんの音は、パワフルで、圧倒的
まったく正反対といってもよいのだけど
オイルと、ビネガーでおいしいドレッシングができたよぉ、みたいな
それも、素材はとびっきりの上モン!
これで、おいしくないわけがないじゃない!
できあがったのは、シンプルにして贅沢な贅沢なドレッシング

ピアノの粒と、ヴァイオリンの波のそれぞれがなめらかにきれいに溶け合って
めまぐるしく主役が入れ替わったり、そっとサポートしていたり
気持ちのよい、心地よい時間でした

今回のおまけ目玉企画!
各付けチェックでは、弓の違いを感じることもできたし
1部と2部とで牧山さんが弓を交換したんですね
その音色の違いをチェック!
オーデエンスのみなさんは、さすがに耳がこえてらっしゃるから
姿が消えた方はいらっしゃいませんでしたがw

派生したおしゃべりでは、ギョウカイの裏話(?)も飛び出すし
前回も感じたけれど、このお二人って女子会っぽいよね
いつもクールな瞳嬢の照れる姿なんざめったに見れやしやせんぜ!w
おもしろ楽しすぎるぞ!

こんなに気持ちのいい時間、空間を過ごせるなんて嬉しいね

西山さん!年に2回は、誘ってきてくださいね!www
# by funfunloving | 2011-10-23 17:29 | 聴く

とうとう この日が…(泣)

Appleの前CEO スティーブ・ジョブズ氏が死んだ…

あの天才的なプレゼン
斬新なアイデア

さびしくなるな

CEO退任の時も、この日が…と思ったけど
まだ、Appleに残ったいる、と

でも、本当にいなくなった

良くも悪くもAppleの独裁者

お疲れ様でした
ご冥福をお祈りいたします
# by funfunloving | 2011-10-06 12:51
音楽家であれ、画家であれ、はたまた小説家であれ
その作品に触れた人に、その人なりになんらかのイメージを
思い浮かばせるっていうのは、やはり才能なんだろうと思う。

そんな才能を持った人たちを、僕は「アーティスト」と呼びたい。
逆にいえば、世間的に有名だし、売れてもいるのだけど
なにも感じないのは、個人的(もちろん)にはミュージシャンなだけなのだ。

Jazzピアニスト、西山瞳
自主制作版ゆえ、ながらく入手できなかったデビューアルバムが
このほどファンの熱い要望にて再発された。
僕も、それを待っていたひとりとして喜ばしいこと限りなく
限定プレスってことで解禁とともに即予約ポチっとな。

届いたアルバムを聴いてみた。
ご本人もblogで説明されているけれども
素人が偉そうなことを書くことをご容赦いただくとして
今の西山瞳を知っているものとしては、なんとなくではあるけれど
当時の身の丈いっぱいいっぱいを感じる気になって、なんだか微笑ましい。
(西山さん、失礼) (;´∀`)

だけれども、
やさしいタッチで奏でられる曲からは、今と変わらず「情景」が浮かぶ。
それには、驚いた。
やはり、才能なのだ。


さて、再発記念ライブに行ってきた。
アルバムを作ったトリオでのスペシャルライブ。
7年後のデビュー作カヴァー。
やっぱり、アルバムとは違うんだよね。
なんだか、「いい感じ」に熟成されてきたというか
次々に情景が浮かんでくる

夕暮れの浜辺を歩く若い女性のシルエット
渓谷の若葉の隙間からこぼれる太陽の光
どこまでも青く澄んだ大海原、白い穏やかな波
初夏の気持ちいい風
田舎道を散歩するこども。。。などなど

心地よい時間

エンリコ・ピエラヌンツィの影響なのか、どうか
西山瞳の音からは、ヨーロッパの雰囲気を感じる。
東欧や、ギリシアあたりの静かな時間の流れを感じる。
同じジャンルでありながらも、決してアメリカっぽい音ではなく。
静かで、やさしい音色、美しい旋律。


アンコールは、先日急逝された瞳さんの恩人へ向けた演奏でした。
その方が、『いちばん好きな曲』と紹介されていたもの。
それは、とてもとても美しく、深く心に響いたものでした。


必ずしも作者の意図とは一致しないだろうけれども
作品によって、心を動かす、感動させるってのは
やっぱり、才能なんだな。
# by funfunloving | 2011-09-25 17:47 | 聴く