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SoNAISH gut bass duo / 斉藤徹、井野信義

「Ub-X」のベーシスト、ドン・マエストロ井野バンマスが
斉藤徹氏と組んだユニットのアルバムです。

お二人とも、ガット弦を張ったベースのみで演奏されています。
斉藤氏の弾くベース「Gand&Bernardel」は、1877年生まれ
井野氏の弾くベース「Peter Wamsley」は、1750年生まれ
まさに、ヴィンテージな「音」なのかも知れないです

シロートながら、
ベースと言う楽器の可能性、音(音色)の豊富さ、力強さ、繊細さ、美しさ、
ふたりの演奏者としての表現方法、創造性、それを実現するテクニック

そんなことを感じてしまう作品です。



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1.「序章~トンビ ストーンアウトより」
韓国舞踊、韓国の音階

小さく細かい音、
絹を裂くような音
そして、大きな太い音が交差

アジアの薫りのする音
大陸の音、東南アジア圏のリズム

踊り、
ケチャのようでもあり、
タイ舞踊の踊り子の足ふみのようでもあり

ギコギコ、ギコギコ鳴る音は、
シャーマンの踊りによって
召喚された荒ぶる神のいでましか?

終盤、一転して欧州風の音
細かい羽音に襲われたら

また、荒ぶる神の足踏みだ

そして、静かに去ってゆく


2.「月の壷」
重く、低い旋律で始まる
ゆったり、ゆっくりした曲調
ボン、ボン、ゆっくりと指で奏でる音は、
とても澄んだ低音でお腹の中に心地よく響く

反転、
弓で奏でる音は、風か?嵐か?

風が去って、また静かな風景


3.「街」
シャラシャラ鳴るのは弦につけた洗濯ばさみだとか。
笛の音は、なんだろ?
打楽器のような打ち付ける音は?
弓で弦を叩いているのかな?

サンバのような明るく、楽しい曲
ほんの一瞬の静寂(間)と、掛け声が楽しい

喧騒から離れた場所の音は静かで穏やかでjazzな雰囲気
薄暗いバーで1ショット舐めてる感じ
舞台では、トリオでないトリオが聴こえてくる

飲み終えて外に出ると、ルンバ?マンボ?
なんか、口ずさみたくなるようなリズム
歌なんて知らないのに、なんとなく知っているような

終盤は、南米の民族音楽のような雰囲気

さいごの超低音は。。。。マヤを訪問する宇宙船?


4.「CONTRABAJEANDO」
ピアソラを彷彿させるような曲

と、思ったら、、、やっぱりピアソラでした(汗

ピアソラ独特の悲哀、繊細さ、激しさ、切れのよさ、

ベースだけの演奏なのに、
バンドネオンも、
ヴァイオリンも、
パーカッションですら表現されていることが素晴らしい

とてもとても美しい演奏

ピアソラを聴くと、いつも目頭が熱くなってしまう


5.「オンバクヒタム琉球弧編」
モンゴル風?、大陸の音階のような曲調
遊牧民族が、草笛を吹いているようにも聴こえる。
とおくで、風で揺れるか、鈴の音

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おまえは、行くのか
愛馬とともに、
どこまで、行くのか
愛馬に跨り、
草原の彼方へ
風に吹かれて、
どこまで、行くのか

(頭に浮かんだ、詩らしきもの)
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村の祭りか、旅立つものへの餞別か
広場で輪になって踊る若い娘たち
空は、どこまでも青く、青く
まさに、蒼天此れに在り

海を渡って、琉球へと着く
大陸の風の音階は、沖縄の指笛の音階に伝承される
大陸の踊りは、エイサーの舞いに

離れていても、繋がる、意識、伝承


6.「シクロ」
暗闇の舞台
黒いドレスを纏った女が
ピンスポットを浴びて
ひとり、踊る

タンゴのような妖艶な舞い、
バレエのような華麗な舞い、


7.「オンバクヒタム糸編」
5と同曲(同名)だけど、
低周波で始まるし浦島のような曲

帰ってきたら、故郷の姿は変わり果てて
虫の鳴く声、風に吹かれる木の扉、梟の声

彷徨う魂

深い深い海
深く深く、
青から蒼、そして黒に

魂は、
一頭の、くじらとなって
漂うように、彷徨うように泳ぐ


8.「黒石」
踊る乙女の足につけた鈴の音も涼しく
曲げた腕、指先、傾ける首

目に浮かぶのは、タイ舞踊の乙女

そして、
オーソドックスな、Jazz
即興な、Jazz


9.「王女メディアのテーマ~INVITATION」
栄光、裏切、追放、放浪、革命、激動

老い、忘却の彼方の想い出

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Ps.ドン・マエストロの奏でる「Peter」の音に専念しようと試みたけれど
  あえなく玉砕(そりゃ、そうだよ)。。。引き込まれていってしまう、聴き入ってしまう

Ps.レビュー(?) やっと、書けたぁ (^^;)
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by funfunloving | 2007-02-11 21:23 | 聴く