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「Ub-X」meets 菊地成孔@SuperDeluxe

「Ub-X」meets 菊地成孔

3人の強靭なる個性、主張の持ち主から形成されるユニット、「Ub-X」
そこに、これまた、新たな個性が一夜限りの融合する
その個性の名前、「菊地成孔」、と言う

重く正確で、自由奔放なピアノ
太く、神秘的なベース
規則正しく、不規則でタイトなドラミング
そして、割ってはいるホーン

4つの個性が邂逅するとき、何が起こりうるのかは
素人であっても、素人なりに想像はかたくないのだが
やはり、そんな浅はかな想像はアッサリと裏切られてしまい
異なる個性が打ち出す「音」の中に身をゆだねてしまう

菊地成孔の言葉を借りれば、今宵のライブは
「東西の壁が崩壊した決定的な瞬間」であり
我々オーディエンスは、「ある意味で、歴史的場面の証人」となる

まさに、その言葉のとおりで
いままでの「Ub-X」のプレイとは一風違ったセッション
1ホーン加わっただけで、
よりジャズに、
よりアグレッシヴに、
よりセクシーに、

オーソドックスな(とはいえ、Ub-X風だが)Bopなプレイあり(Li-mo)、
ノイズィーなプレイあり(Entrance)
かと思えば、静かで耽美なプレイ(Lara)もあり
個性と個性、意地と意地のぶつかるプレイも(Call Me)

それぞれの素材の新鮮さ、味の良さは
疑いようのない事実、折り紙つきであり
そこから生み出される「料理」は、
ときに濃厚なスープであったり
ときに爽やかな飲み物であったり
ときに純粋で、ときに淫靡で
神話的で、破壊的で、されど美しく
観客を翻弄しながら、
自分たちの創造する世界へといざなう

それは、灯りに集まる蝶のように
甘い罠とも知らず

「即興」というのは、
決して、好き勝手に演奏することではなく
自らの身体から湧き上がるものを
指先であったり、腕や、吐息で表現するものだと。。。
そして、それらは、一見は交わることのないように思うものの
しかし、ほかの個性の中に溶け合い、交わりあい、
より、高みへと昇華してゆく
そういう意味で、やはり「アーチスト」なのだ

その4人のアーチストの
自由奔放な、かつ個性豊かな「音」の表現、主張
もしくは、お互いの「技による語らい」と言ってもいい
その個性が個性を残しつつも、融合しあい、
ときに一体となり、ときに反発しあい


それを、オーディエンスは、
目の当たりにし
知らずに体験し、「世界」へといざなわれる
その心地よさ、引き込まれることの快感


「一夜かぎりの瞬間の証人として」
その場所に居合わせてことを
いち音楽好きとして幸せに思う

多謝!


※文中、各氏の敬称は略させていただきました m(_ _)m

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Jazz Today 2007
「Ub-X」meets 菊地成孔
2007/09/08(Sat.)
@六本木 Super Deluxe
橋本一子(Pf、Vo)
井野信義(Bs)
藤本敦夫(Dr、Vo)
and
Special Guest菊地成孔(Sax、Vo)

on 1st-set
1. Li-mo
2. Aventure
3. Lara
4. Entrance

on 2nd-set
1. Call Me
2. Mars-Brasileiro
3. Ubique~Homeless in Home
4. Parallel

Encore)
Mas Que Nada
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Commented by at 2007-09-12 08:29 x
素晴らしい!
ありがとうございます。
Commented by funfunloving at 2007-09-12 20:16
> 藤さま
ありがとうございます!
「Lara」での藤さまの甘いヴォイスは、
天上界に住まわれるユピテルさまの吐息、呟きのようで
素晴らしかったです!
by funfunloving | 2007-09-10 21:58 | 聴く | Trackback | Comments(2)