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ローヌからの客人

てことで、昨夜は「穴蔵」さん主催でのワイン会

前回のワイン会ではボジョレー地方からの生産者がゲストでしたが
今回はローヌ地方からの生産者がゲストで来られました。

今回のゲスト、ムッシュ・カバニス
笑顔がすんごい素敵な男前!
フランス語が優雅です<フランス人だから当たり前やけど(^^;
ゼスチャー交えながらの仕草が、まるで映画俳優のようです。

ムッシュ・ジャン・ポール・カバニス<輸入元サイトの紹介記事にとびます

フランスのミナミ、南に位置するローヌ地方
ムッシュ・カバニスの畑は彼方に地中海を望むことができ
その地中海を渡る鳥たちのための保護区が近くにあるという
風光明媚な場所だそうです

所有する畑は、すべてがEU認定のオーガニック農法によるもの
冬でも葡萄畑には下草が生い茂り、虫たちや鳥たちがそこを住処にします
かつて日本の農家でもそうであったように、ムッシュの畑でも下草を畑の土の中に
漉き込んでいくそうです(田圃に植えたレンゲのように、ですね)
漉き込まれた草は、地中の微生物たちによって分解されて天然の肥料となり
(レンゲは、根っこにためた窒素分が田圃の肥料となります)
微生物のコロニーたくさんの土はふかふかに柔らかくなって
葡萄が根を張るのを助けるんですね

ワインは葡萄の皮に付着している酵母の力を借りて醸造するために
雨が大敵だそうで、だから葡萄が花をつけたあたり、実が色づくあたりは
雨によって葡萄の皮が破れてしまったり、葡萄に付着している酵母菌が
流されてしまったりするので特に神経を使うそうです
こないだの、ムッシュ・ドアットも雨が降ると葡萄にシートをかけたりするって
話しをされていたのを思い出しました

実際、ムッシュのシャトーのカレンダーには毎日の降水量が書き込まれていました
(と、写真での紹介から)

お酒ってのは、どんなお酒であっても原料の糖分を酵母菌が食べて
アルコールを排泄することでできあがるんです(「もやしもん」参照、笑)
だから、糖分は多くないといけない適度なアルコールが生産されない
雨によって(場合によちゃ、雹とか)葡萄の皮が破れると水分が入り込んで
糖分が下がってしまうと酵母菌の食べ物が減ってしまうんですよねぇ
うまく醸せないわけですな(爆

話しが前後しちゃうけれど、酵母菌が生産したアルコールでもって
葡萄の皮や種なんかからあるモノがアルコール抽出されて
ワインの色が赤く色づきます
この色の正体が、「ポリフェノール」だそうです

あと、温度管理も重要だそうで
温度が上がりすぎると酵母菌も活発になるけれども
ほかの雑菌も活動しちゃうもんで腐敗しちゃったり。。。orz
まぁ、酵母菌は低温でも活動してくれるんで低い温度の方が
なにかと醸造にはよいらしい
(そういやぁ、日本酒も寒作りとか冬に造るでしょ)

そんな畑の葡萄の一房一房を全て手摘みで収穫して
手間隙かけて造ったワインであっても、自分が納得できない「出来」であれば
AOC出荷できるものであっても、格下出荷するほどのこだわりと自信
自ら、(ワイン生産に対するこだわりが)「アーティスト」のそれに近いと言い切るカバニス氏

今回は、そんなガンコ親父が醸したワインたちと
明石で採れた穴子をあわせてワイワイガヤガヤと呑みましょうって趣向でした

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「前菜盛りと、DE GARD(ガール)」

前菜盛りは、
焼穴子(ハーブ焼きと通常の2種)
穴子の肝のペースト
チーズ(フォルツア?)
菜の花のおひたし(?)
各種の天然酵母のパン


最初に出されたワインは、白
名は、「vin de pays DE GARD 2006」(ガール)
すっきりとしてフレッシュな味わい
ジュースのようにすいすい飲めてしまうのが、ある意味とても怖い(汗
かといって甘いのかといわれれば甘くもなく
辛口かといわれれば、そうでもなく
あぁ、、、ワインに対する表現力のなさが悲しい。。。(泣
エチケットに印刷されたブドウの葉っぱがとても素敵

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「「vin de pays DE GARD 2006」」 (ガール)

白の次は、ロゼの登場
写真を撮り損ねたのだけども、ピンクというよりもオレンジみたいな色合い
こちらは、グラスに注ぎながらすぐにフレーティな薫りが部屋に漂うくらい
実際にテーブルのあちらこちらで感嘆の声があがってました
ベリー系の甘い薫りですねぇ

輸入元の社長の説明では、
「(フランスでは、)ロゼはピクニックなんかで使われることの多いワイン」だそうで
まぁ、ぶっちゃけ、みんなでワイワイにぎやかに食べて飲んでってことですかね?
赤なんかはどうしても身構えてしまう部分もあるけれども、ロゼは色も可愛いし
そういった雰囲気なのかもしれませんねぇ

新鮮野菜のサラダと、パンをパクつきながらひと時の歓談、雑談、、、
サラダのドレッシングがとても美味しくてサラダ好きなオヤヂには堪らんかったす
好評だった様子で、サラダをお代わりしたときにはドレッシングが。。。orz


ロゼのボトルに、ちょっと可愛いものを発見!

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「Costières de Nîmes (AOC)」 (コスティエール ド ニーム)

エチケットにワイングラスをかかげた「天使」の姿がありました!
ムッシュ・カバニスに、「なにか意味があるの?」って、
流暢な(通訳の方を通じた)フランス語で尋ねたら
このときに、場のみなさんラベルを眺めて、「あ、ホントウだ!」と

「アンジュ?ノンノン!アンジュじゃないよ、バッカスの絵なんだ」とのお返事
場の一同が、「あぁ~!お酒の神様ね!」と
「へぇ、さすがはフランス!お酒の神様も、可愛いもんだ!」(^^
でも、どうみたって「天使」だよねぇ~

テーブルには、明石の穴子が主体の「ブイヤ・ベース」が登場
穴子の頭、魚醤、かくし味に味噌で仕立てた「ブイヤ・ベース」
これまた写真を撮り忘れ。。。。orz
このブイヤ・ベース、めちゃウマでした!

3番目の登場は、同じ「Costières de Nîmes (AOC) 2006」の赤
やっぱりね、「赤」って感じなのですね
飲みやすいとはいっても、「赤」なのです
ロゼとは、ぜんぜん違う
無理やり例えたら、ロゼは女の子で、この赤は大学生くらい?(爆
だけどもね、まぁワイン通でもない人が持つ赤のイメージって
「渋い」って感じじゃないですかぁ?
これは、渋くないです
でも、しっかりした薫りと味があるの
さっきのロゼは、ワイワイ言いながら飲むと楽しいワイン
こっちは、ちょっと(ワインの方も見ながら)飲みたいなぁ、って感じ

そう、このときまでは、そう思ってた。。。。


最後に登場したワインは、

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「Jardin Secret Costières de Nîmes Cuvée Prestige 2003」
(ジャルダン スクレ コスティエール ド ニーム キュヴェ プレスティ )

こいつは、すごかった!(@@)
フルボディであるのに、まったく重くない、渋くもない
軽やかな口当たりでありながら、豊潤な味わい
色合いは、深みのある赤
紫とか、そんな赤ではなくて、深い赤
すごく綺麗な色だったんだけどなぁ。。。写真撮っとけばよかったよ

口にいれたときと、飲み干すとき、あおして飲み干した後で
それぞれの表情が変わるのがわかるんですねぇ
あと味の渋みが、爽やかな感じ
カルバドスウォッシュのチーズの塩味とベストマッチ!


このワインは、ムッシュ・カバニスのこだわりが凝縮されたワインだそうで
一度、畑の葡萄の枝を全部落として、新たに伸びてくるシュート(新枝)を
1本の木から、4~6本に剪定、その枝になる葡萄は1房/枝
もちろん、畑も一番いい畑に限定ですね
そうやって収穫された葡萄の実のみから醸されるのが、このワインだそうで
なるほど、納得の味ですな
そういった手間隙がちゃんと味にあらわれていて、
それがワタシのようなワイン通でなくとも
わかるってあたりがすごいな、と思ってしまう

ワインと言うと、悪しき刷り込みか、経験か
飲み過ぎると二日酔いになるよなぁ、ってあるんだけども
昨夜のテーブルに出されたワインは、どれをとっても「そうはならない」ことを
感じえてしまう、わかってしまうモノでしたね
実際、結構飲んだにも関わらず、今日は元気ですもん!(爆


前回のワイン会でもそうだったけど
生産者、輸入元、小売店、消費者がなにひとつ遠慮することなく
自由に意見交換をできる場って、いろいろと学ぶこともあって面白くもあり、
単純に呑み会としても楽しくもあり、考えさせられることもあって勉強にもなりいいよなぁ

ムッシュ・カバニス、「穴蔵」さんのスタッフのみなさん
最高の焼き加減の穴子を出してくれた地元明石の穴子屋さん
んで、大地や海、水、自然の恵みに感謝!
ありがとう!


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オーガニック云々を語るよりも、
(それは、ただの手段だから)
「美味しいもの」、「安全なもの」を口にしようとするならば
決して汚してはいけないものがあると思う
食は、決して工業製品ではないはず

今のことよりも、未来のことを。。。
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by funfunloving | 2008-03-02 18:53 | 呑む