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環境破壊

イージス艦と漁船の衝突という痛ましい事故のあった数日後

地元、明石海峡で陸の者にはおよそ信じがたい事故がありました
新聞などで報道されているのでご存知の方も多いと思いますが
3隻の船舶による玉突き事故です
事故の結果、貨物船が沈没して死傷者も出て。。。
なんで、あんなに広い海で3隻もの船が衝突してしまうのか。。。
海の人には、明石海峡付近は狭いらしいです
小さな漁船の数々、それらを縫うように走る貨物船、フェリー、
そして早い潮の流れ
あのあたりって、海の銀座って呼ばれているほど船の行き交う量が多いんですね
そんな中で起こってしまった衝突事故

人的、物的被害もさることながら、一番の被害は海への汚染

沈没して貨物船から漏れ出した重油は沿岸の砂浜に漂着して固まっているし
海面を漂う重油の薄い膜は、このあたりでの重要な海産物である
海苔の養殖場を汚染してしまいました
重油が張り付いた海苔の養殖網。。。漁師さんたちが手間隙かけて育てた
海苔はもはや売り物にならず、全量廃棄処分となって何億円もの損害だとか

明石、垂水といえば、今の季節は「いかなご漁」が最盛期なのですが
それも、一部の漁協では自粛しているところもあるそうで
いかなご漁は、網曳き漁なので海面に浮く油も取り込んでしまうからでしょうか?
油に汚染されていない海域へ漁に出れば、燃料費が嵩みますしね
まして、今年は原油高の影響で漁師さんは大変らしいですが。。。

海苔といえば、今年は海苔の色が悪くて、って話しがありました
海苔養殖が盛んな明石、垂水沿岸の海における栄養が薄いのが原因とのこと
そもそも、海の栄養は川から流れてくる水によって運ばれてくるそうですが
去年の秋あたりから雨が少なかったこともあって、川から海に流れ込む
水の量が少なかったために海中の窒素分が不足しているそうです
窒素、リン酸、カリ、ってのは陸においても植物の重要栄養素ですよね
まぁ、多すぎても赤潮なんかの被害もでるわけですが。。。

なもんで、
川のダムや堰を解放して海へ流れる栄養に富んだ水を運ぶ試みが行われるようなのです
この試み、うまくいけばいいのですね

話しは、変わりますが
フランス料理なんかで出てくる「ムール貝」
日本名を「ムラサキイガイ」と言いますが
これって、須磨海岸あたりの岸壁、突堤にいっぱい付着してるんですよね
貨物船のバラスト水に入り込んで運ばれてきたり、
船そのものに付着してやってきた、ってことらしいですが

同じように、本来はアジア圏でしか自生していない「ワカメ」が
ニュージーランド沿岸に生育していたりいるんだそうな
貨物に付いた「外来種」は通関時での検疫によって除外されるけれども
船の底や、バラスト水なんかに付着してやってきた「外来種」
風に乗ってやってきた「セイヨウタンポポ」の種と同様に防ぐことができなかった事実

もともと、「その場」に自生していない「モノ」が入り込んでくるとどうなってしまうのか?
琵琶湖の例をあげるまでもなく、「その場」での生態系のバランスが
崩れてしまうのは明白なのですよね

自然は結構ビミョーなバランスの上で成り立ってます
ちょっとした「外因」によって、崩れて壊れてしまう危うさ、脆さ

人による環境破壊、環境汚染、
自然の摂理による環境バランスの崩れ
(これとても、元を正せば人のせいやも知れないけれど)

自然の神経質なバランスを「人」は遠慮なしに壊してしまう

もはや、取り戻せないところまで汚してしまったかも知れないけれど。。。

できることなら、なんとかしたいですよね
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by funfunloving | 2008-03-12 22:03 | 語る