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by funfunloving
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「Ub-X」音楽考 ~ 橋本一子篇


恐れを知らぬオヤヂは、こともあろうか
たった2回のライヴを観た、聴いただけであるにも関わらず
「Ub-X」の3人の「音」を語ろうとある種の暴挙に出たのであった。。。。(汗


で、ひとり目は、隊長こと、橋本一子さん。
「Ub-X」の中にあって、pianoとvocal、voice担当ですね。

見た感じ、華奢な方です。
はっきり言って、スタイルいいです。細いです。
(おひおひ、どこが「音楽考」なんだい?)

えっとですね(汗
この人の弾くピアノの音は、「鋭くて」、「重い」んです。
たとえば、矢野顕子さんの「音」に比べると「重い」と感じます。
矢野さんの「音」も「鋭い」こともあるんだけど、
「軽やか」、「朗らか」ってイメージ印象の方が(ボクには)強いんです。
一子さんは、軽やかな曲であっても、「重く」感じる。
「重い」ってのは、「音の主張」の強さだと。<ワタシの勝手な解釈です。
「鋭い」ってのも、的確な言葉が見つからないんだけど、
とにかく、「切れ味がいい」というか、「角がピンと立ってる」と言うか。

よく、あんなに華奢な身体から、、、、と思うほどに。
身体全体をpianoに叩きつけるように激しく弾くんですね。
かと、思えば、軽いタッチで鍵盤を押さえる。。。
ご本人も公式blogで書かれていたと思いますけど
激しく鍵盤を弾く姿は古代祭事で祈るをあげる巫女のような、
そんな雰囲気をも醸しています。感じます。

そりゃ、音楽を知っている人からすれば、
「なにを今更言ってんだい?」ってことかも知れないことだろし、
ピアニストであれば、当たり前の話なんだろけど、
鍵盤の長さには、「意味がある!」、んですね。

鍵盤の奥を軽く押さえて囁く、小さな「音」
鍵盤の先に全身の体重を乗せて叩く出す、激しい「音」
それでも、足りなければ肘までも使って。

でも、
指先は常にピンポイントで(鍵盤に)突き刺さってる!

オヤヂのような音楽は聴くだけ、って人間が見れば
「鍵盤の使い方って、そうなんだ!」って感じたですね。

そうそう、大阪ライブでの光景だけど、
演奏途中で足を組んでフロアを向いて左手の(たしか、人差し指?)指1本で
弾いていたんですね。もちろん、鍵盤なんか見てやしない。
でも、やっぱり、そのたった1本の指は、ピンポイントで刺さってた。
「あぁ、すげぇ!」って、へんなとこに感心してしまって。。。(^^;

ピアノは、撫でて弾くのではなくて、
指先、垂直に立てた指先で弾く楽器だ、と認識させられる弾き方。
ピアノは、打楽器なんだ。

開いた指が狙う鍵盤がどれだけ離れた場所であっても、
獲物を狙う一子さんの指先は、常に垂直。
(そりゃ、爪も割れるし、マニキュアがはがれてしまうのも納得です)
きっと、一子さんは怒るかも知れないけれど(汗、
まるで、猛禽類が獲物を掴むときの指の形を連想させます。

鍵盤を狙う白く細い指が、とても美しく踊っているように見えるんですね。
でも、そっから生まれる「音」は、激しくて、静かで、耽美で。。。


以上、オヤヂの自分勝手な解釈、考察、感想でありました。(^^;
井野さん、藤本さんの「音楽考」については、後日up予定。
乞う、ご期待<誰が!?(爆

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by funfunloving | 2006-12-17 20:43 | 語る