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「明石ブルワリー」と「竹泉」訪問記 (田治米酒造篇)

「明石ブルワリー」さんで、「明石地ビール」を積み込み
いよいよ、車内は宴会状態に!(汗

おひおひ、まだ、9時台だよぉぉぉぉ

ここで、問題発覚!
ビールはあっても、アテがない!
えっらいこっちゃ!
トイレ休憩のついでに、みなでアテを買出しに行く
しかし、、、、
50人もいたらね、ちょっとやそっとの量じゃぁ
ソッコーでなくなります。。。
ビールじゃぁ、アテじゃぁ、、、と陽気な酔っ払いを乗せたバスは
明石を離れ、次の訪問地「田治米(たじめ)酒造」さん目指して進路を北に!

当日は、本来の2月の気候を思い出したかのように冬らしく寒い日で
「田治米酒造」さんのある朝来郡に近づくにつれ
外には、小雪がチラチラと見えたり
それでも、例年に比べりゃぁ、、、、って感じなのだが

ほどなく、「竹泉」の蔵元「田治米酒造」さんに到着

バスを降り立つと、田治米社長と奥様がお出迎えしてくれる
お二人の後ろには、明治蔵、大正蔵がそびえ立つ
「竹泉」と書かれた煙突が立っている

「田治米酒造」さんは、創業元禄十五年だそうで
現社長で、19代目となる、、、びっくりだね(@@)
現社長は、36才の若い社長で
奥様もとても可愛らしい若い奥様
生産されるお酒の6割が地元消費、3割が京阪神消費、
残る1割が東京方面消費とのこと

「一粒の米にも無限の力あり」の信念の元に酒造りを行っているそうだ
これは、「米本来の素材としての資質を活かして酒にする」と言うことだと解釈した
昼食会のときにも田治米社長に尋ねたけど、
お米を磨いて精米歩合をあげて「いい酒」ができるのは当たり前で
だけど、シロートが考えると削られたお米が勿体なくて(汗
蔵元によっちゃ、精米歩合25%なんて酒もあるくらいで
これは、75%も磨いてるってこっちゃからホンマ芯しか残らないね

だからこそ、大地の恵みを無駄なく素材を活かして「うまい酒」を
醸す、という心意気、拘りに聞こえた

田治米社長から一通りの説明を聞いたのちに蔵内見学となる
人数の都合、3班に分かれて蔵の中を案内していただく
オヤヂは、田治米社長の奥様が説明してくれる班に参加(^^;

そうそう、ここで注意!!!
「朝に、納豆を食べてきた人いますかぁ?」と、聞かれる
これは、なぜかというと、蔵の中に「納豆菌」が撒かれてしまうため
くだけて言えば、蔵が「納豆菌」で汚染されてしまうからなのだ
蔵内はもちろん、酒つくりに使う多種の桶、タンク、道具類に雑菌が
付着してしまうとえっらいこっちゃなのだ

さいわいに、関西人ゆえか
朝から納豆を食べてきた方もなく
靴をスリッパに履き替えて蔵の中へと入ってゆく

明治時代に建てられた「明治蔵」と
大正時代に建てられた「大正蔵」
それを基礎から持ち上げて2階同士を行き来可能にしたという
なるほど、柱や壁、今は使われてない滑車なんぞに時代を感じる

蔵内は、窓もなく薄暗い
それは、お酒がデリケートで光を嫌うからか。。。
蔵に入るなり、お酒の良い薫りがする
いや、お酒というよりもお米の薫りかもしれぬ
多くの貯蔵タンクが並ぶ、一体何本あるのやら???
蔵の奥には、冷蔵庫があって
-5℃の庫内は、生酒や梅酒が静かに静かに熟成されていた

e0106851_18223257.jpg蔵の中のタンク


e0106851_18232566.jpg山田錦100%の純米酒で漬け込んだ「竹泉」の梅酒が
眠る-5度の冷蔵庫
寒かったぁぁぁ(><)



2階に上がって、松尾さん(京都にあるお酒の神様、松尾大社)の神棚の前を通る
みなで、パンパンと拍手を打つ

2階では、杜氏のおやじさんが迎えてくれた
2種の醪を味見させていただく
まだまだ、お酒になる前でいわゆる「どぶろく」の状態
真っ白な醪は、麹粕が浮いている状態
これから、もうしばらく醸された後に絞ってお酒になるんだそう

醪の味は、例えるなら麹で造った甘酒の味
お米の甘味があって、酸味があって、後味に(ほんの少しだけども)苦味があって
うまいねぇ。。。でも、ヤヴァイねぇ(^^;)
これで、度数は17度くらいとのこと

誰かが、「これは売ってないの?」とたずねる
「これ、売っちゃうとウチは捕まっちゃうんですよぉ」と奥様が答える
酒税法上、「醪は、濾さないと」出荷できないのだ
すると、にごり酒は、どうなるのか?
法の網の目と言うと大袈裟になるけど、「濾す布(?)の目の細かさ」までは
規定がないので(と、思ってるけど)、「濾した」という事実さえあれば良く
濾す布の目が粗ければ濁りの濃いお酒となるし、細かければ薄いお酒となる道理

奥に進むと、8本の斗瓶が並んでいる
袋絞りのお酒を集めた斗瓶である
2本のタンクで醸されたお酒の、初垂れ、中垂れ、末垂れの順
お米は同じ山田錦、精米歩合55%
初垂れの瓶には、底に澱が沈んでいる
中垂れ、末垂れと進むにつれ、お酒は澄んでくる
だけど、反面、薫りは初垂れ>中垂れ>末垂れの順となる
道理だね

e0106851_18252458.jpg袋絞りで絞られる「雫酒」
杜氏さんのご好意で、絞っているタンクの中を覗かせてもらう
タンクを覆っているカバーを外すと、なんとも豊潤な薫りが漂う
タンクの中には、醪を詰めた袋が下がってて自然にお酒が滴る

緑色の斗瓶にしたたる「雫酒」の綺麗なこと
絞られた「雫」は、いったん斗瓶に集められしばし熟成される
「田治米酒造」さんでは、初垂れ、中垂れなどの区別はせず、
出荷する際にはブレンドしているとのこと



蔵の案内の後は、利き酒となる
テーブルの並べられたお酒は、7種ほど
どれも、これも、個性豊かで美味しい

その中で、やはり目を引くのは
「竹泉 純米 山田錦 木桶仕込み にごり酒」
薫りがなんともフルーティ
林檎系の薫りはしばしば目にする(鼻にするかw)けれど
これは、オレンジ系のさわやかな薫り
味も、柔らかくマジヤッベェー酒

利き酒会も終わり
おつぎは、田治米社長も交えての昼食会となりました


えっと、蔵内見学で聞いたこと
・酒米は、兵庫県産の山田錦、五百万石、雄町(これは、地元契約農家からの買付けだそう)
無農薬米「こうのとり」、本来は酒米ではないけど「どんとこい米」
ほかに、赤米をブレンドしたお酒も限定生産で造っているとのこと
・タンクは、ほぼすべてがホウロウ引きのタンクだが、木桶でも限定生産ながら醸造している
・袋絞りは、ブレンドして出荷
・生酒は、-5度の冷蔵庫で熟成保管される
 「田治米酒造」では、空気に触れる面が少なくなるために瓶詰め熟成としている
・瓶詰め時に火入れするか、しないかで、生酒か、そうでないかに分かれる
 生酒を瓶詰め後に火入れしたものは、生貯蔵酒と呼ばれ常温保存が可能
 ちなみに、生酒は火入れしていないために冷蔵保管しなければならない
・火入れとは、熱(65度ていど)によって菌を殺す作業のこと
 火入れしないと菌(火落ち菌=乳酸菌)が瓶の中で活動するために酒が腐ってしまう
・麹の原料は、酒米(ほぼ、山田錦)

きっと、蔵から出たオヤヂの服には、オリゼーくんがいっぱい付いていたかも知れないね

(つづく)

「田治米合名会社」
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by funfunloving | 2007-02-25 18:42 | 呑む