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交響曲「ニッポンの夏」

時代の波で埋もれた凡才「チョー・ル・キン=ポンニノナッツ」が
生涯で残した唯一の交響曲のマスターが某倉庫のダンボール箱より発掘!

幸い、倉庫が開かずの間であったこともあり保存状態は最高で
当時の演奏のいならず、熱気をも現在に蘇らせることに成功した!


そもそも、交響曲「夏の日」とは
クラシック界では知る人ぞ知ると言われたものの
現在に至るまで、国籍、年齢はおろか、
その生涯の一切合切が不明とされている。
放浪の作曲家「チョー・ル・キン=ポンニノナッツ」が
日本に訪れたときに東洋の小さな国の自然、文化に感動しつつも
やたらと、クソ暑い夏の季節に自失呆然、熱中症になりつつ
その感動を、曲で表現したいと熱い思いをもって
秋の訪れを待たずして完成させたという交響曲である。
しかし、その存在は資料によって残されていたものの
その演奏の貴重さ、偉大さ故に、だれもがしり込みしてしまったために
録音テープの所在が不明になってしまったといういわく付きの作品である。

指揮は、チョー・ル・キン自身。
演奏は、お江戸日本橋管弦楽団と、浪花太閤交響楽団からの選抜
東西を代表する楽団の精鋭がたった一度の演奏のために
特別編成されたなんとも贅沢なオケである。

また、当時の資料によると、
日本の下町を訪問した際に、縁台で夕涼みをしている
男性の姿がいたく気に入り、滞在中に買い揃えたという
ステテコ姿での指揮であったとのこと。
なんと、指揮棒は、輪島塗の菜ばしであったらしい。
チョー・ル・キンによると、ウチワで指揮をしたかったらしいが
これは、ちとやりすぎというものであろう。

どちらにせよ、チョー・ル・キンの飾らない人柄が伝わる逸話である。

前書きが長くなってしまったが
演奏内容を簡単に紹介することにしょう。

第一楽章:「朝~セミ」

夏の朝は、早い!
樹木で鳴いているセミの声が目覚ましがわりだ
窓を開け放つと、部屋に入ってくるのは
夏のなまぬるい風と、セミたちの鳴き声
さっそく、汗ばむ体が気持ち悪い

コントラバスの響きが、なまぬるい風を感じさせ
バイオリン群が奏でるせわしない高音が
あたかもセミたちの合唱に聞こえてくるではないか!


第二楽章:「真昼間~キリギリス」

オーケストラでは非常に珍しい楽器「ギロ」が
夏の真昼間から鳴いているキリギリスの声を非常によく表現している。
なを、ここでの「ギロ」の演奏者は、ミス・ハワイ嬢である。
途中、感極まって「アァー、イヤァ~ァ!アァァ、イヤイヤ!」と叫んでいるのは
一興であろう。


第三楽章:「夕方~雷鳴」

そろそろ日が翳ろうとする頃
だが、まだまだ、太陽の力は衰えず

いきなり始るティンパニの連打!
夕立は、いつも急にやってくる!

ティンパニが雷鳴を奏で
金管楽器が涼しい風の音を表現し
マリンバが、地面を叩きつける雨の音を奏でる
夕立という日本の夏の風物詩を感じさせてくれる演奏だ


第四楽章:「夜~蚊」

ようやく、日が落ち部屋に入ってくる風も
夕立のおかげか、涼しさを感じるころ
耳元で、囁く小さな悪魔

弦楽器のピアニッシモ
木管楽器のハーモニー
アクセントで入るハンドクラップの調和が見事である


第五楽章:「花火」

蚊のわずらわしさに堪りかね
外へと出てみると、夜空に咲く花

打楽器と、金管楽器、
江戸花火職人衆による豪快な打上げ花火が
完全無欠に調和され、演奏はイッキに最高潮へと達する
観客からの「玉屋!鍵屋!」の掛け声も威勢がよい

若干の静寂をおいて
木琴がソロで表現する線香花火で
演奏の幕は静かに閉じることとなる




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※断るまでもないとは思いますけど、
登場人物、団体、ストーリーについては
すべて架空のものであり、つまり、まったくのデタラメということです m(_ _)m
でも、ひょっとして、どなたかコレをモデルになんとかしたい!と言われるならば
委細面談、詳細後日ってことで(爆
by funfunloving | 2007-07-29 13:17 | つぶやく